最近、働き方改革の推進や新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、副業を始める人が増えていますね。
副業は、自分の好きなことで仕事ができたり、収入が増えたりといいこともありますが、確定申告に関する不安もついてきます。
このコラムでは、確定申告のメリットと、気になる確定申告についてお伝えしていきます。
5分で読めますので、最後まで読んでくださいね。
副業のメリット
副業には、次のようなメリットがあります。
収入が増える
本業以外の収入があることで、生活にゆとりが生まれます。また、会社に頼らず、お金を稼ぐ力もつきます。
スキルアップになる
副業をするためにマーケティングを勉強したり、知識をインプットしたりしたことが本業に活かすことができるようになります。
少ないリスクで起業できる
いきなり会社を辞めて起業はリスクを伴います。副業の場合、安定したお給料をもらいながら起業できるので、リスクを最小限にとどめることができます。
確定申告しなくちゃいけないの?
副業をして、ある程度利益が出てくると確定申告のことが気になってきます。
では、どのくらい稼いだら確定申告が必要になってくるのでしょうか。
副業がパート・アルバイトの場合
1年間の給与収入が20万円を超えたら確定申告が必要になります。
副業がパート・アルバイト以外の場合
副業の収入から経費を引いた金額、つまりもうけが20万円を超えたら確定申告が必要になります。
また、もうけが20万円以下で確定申告をする必要がなくても、医療費控除やふるさと納税などの寄付控除などの理由で確定申告をする場合、副業の収入も合わせて確定申告をする必要があります。
確定申告トクをすることもある?
執筆や講師業をしている方の場合、請求した金額よりも通帳に振り込まれる金額が何となく少ないと思ったことはありませんか。それは、報酬から税金が引かれて振込まれているからです。この時の税金は、たいていの場合、報酬の10.21%になります。
経費が引かれる前の報酬に対して税金がかかるので、報酬から経費を引いた金額で確定申告をすることで、多く払いすぎた税金が戻ってくる可能性があります。
確定申告をすると副業が会社にバレる?
副業あるあるなのですが、確定申告をすると副業が会社にバレると思っている方もいるようです。
確定申告をするからバレるのではなく、住民税の通知が会社に送られて、同じくらいのお給料の社員と比べて住民税が高いためにバレることが多いようです。
副業が会社にバレたくない方は、確定申告をする際に、「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」の欄の「自分で納付」に〇をして提出するといいでしょう。
ここまで、副業のメリットと確定申告についてお伝えしました。
副業をしている方、これから副業を始めたい方のお役に立ちましたら嬉しいです。
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