債券って何?株だけじゃいけないの?

こんにちは!

福岡・久留米の女性のためのファイナンシャルプランナー

新田真由美です。

今日、「債券」って何?という質問をいただいたので、

今回は「債券」についてお伝えします。

債券って何?株とどう違うの?

「債券」とは

債券」とは、国や地方自治体、会社などが投資家たちからお金を借りるために発行する「借用書」みたいなものです。

債券」は

満期が決まっている

利率が決まっている

という特徴があります。

株とはどう違うの?

「株」は会社が資金を集めるために投資家から購入してもらう点は同じですが、

決められた期日に決められた金額を返済するものではありません。

ただし、株は

会社に利益が出たら配当金を投資家に払う

投資家は好きなタイミングで売買ができる

利益が出たり逆に損をすることもある

このような特徴があります。

債券は株のように大きな利益が出ることはありませんが、

最初から満期の時にもらえるお金が決まっているという点で、

安心して購入できる金融商品なのです。

債券も買った方がいいの?株だけじゃダメ?

「債券」は満期に決まった金額をもらえますが、

満期までに売ることを前提として購入する場合は注意が必要です。

債券の価格と市場の金利の関係

「債券」は

市場金利が上がると債券の価格は下がり

市場金利が下がると債券の価格は上がる

という特徴があります。

えっ、そうなの?と驚く人もいるかと思います。

私も債券の価格と市場の金利の関係は難しくて理解できるまでに時間がかかりました。

例えば、

あなたが金利1%の債券を持っていて

市場の金利が2%に上がったと仮定して

そのタイミングで持っている債券を売りたい場合、

1%の商品と2%の商品があったらみんな2%の商品を買いたいですよね。

ということは、あなたが持っている1%の商品を買いたいと思う人っていますか?

いない場合には安い金額で売るしかできないことになります。

だから、市場金利が上がると債券の価格は下がることになります。

逆に、市場の金利が0.5%に下がったら、

金利が0.5%の商品と1%の商品だったら1%の商品をみんな買いたいですよね。

買いたい人が多いということは、あなたが持っている債券の価値が高くなるということになります。

そのため、市場金利が下がると債券の価格は上がるということになります。

分散投資のためには債権も購入することをお勧め

「債券」の値動きの特徴についてご理解いただけたでしょうか?

よく、SNSなどで、債権を購入する必要はないと言っているのも目にしますが、

株価と債券の価格は逆の動きをします

株価が上がっている時は債券の価格は下落、

株価が暴落したときには債権の価格は上昇します。

投資で利益を出すためには分散投資が大事と何度もお伝えしています。

株価が下がったときでも債権を購入していたら、その値下がりをカバーすることができます。

株式に投資をする投資信託だけでなく、債権に投資をする投資信託も合わせて購入することをお勧めします。

GPIFの投資を参考にしよう

皆さんは私たちの年金も運用されていることをご存じですか?

私たちの年金は2001年から年金積立金管理運用独立法人(GPIF)というところで運用されています。

最初のころはマイナスになったこともありましたが、

2022年現在、3.56%のプラスになっています。

資産の配分は

外国株式:国内株式:外国債券:国内債券

25%:25%:25%:25%

となっています。

どんな銘柄の商品を買ったらいいかわからない方は、GPIFのポートフォリオを参考にするといいですよ。

今回は、「債券」についてお伝えしました。

お役に立ちましたら嬉しいです(*^^*)

 

 

 

 

 

 

 

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