会計ソフトのチェックポイント

確定申告の準備、
進んでいますか?

ひととおり入力作業が終わったら、
入力が合っているかどうか
確認する必要があります。

会計ソフトの入力が合っているかどうか、チェックするポイントについてお伝えします。

現金・預金の残高が合っているか

会計ソフトの現金や預金の残高は合っていますか?
経理初心者の人が、「現金」が合っていない場合、
経費の支払いの処理を間違えている
売上や経費の入力漏れ
などが原因です。

経費を個人のお金で払っている

経費を個人(家計)の「現金」で払っているのに、「現金」で支払った登録をしている。
会計ソフトの「現金」は、自分のお店の「現金」です。
経費を個人のお金から払った場合、経理上では「事業主借」という言葉を使います。

例えば、10,000円の消耗品費を個人のお金で買った場合、このようになります。

借方 貸方
消耗品費 10,000円 事業主借 10,000円

freeeで入力をするときはこんな感じです
口座のところは「プライベート資金」を選びます。

関連記事「会計ソフトの「現金」がマイナス!使い方間違ってますよ~」

売上や経費の入力漏れがある

売上や経費の入力漏れがあるケースもあります。
その時は、帳簿を確認して、漏れがないかどうかを確認していきます。

どうしても原因がわからないとき

どうしても合わない原因があるときは
実際の現金や預金の残高に帳簿を合わせます。
その場合、「事業主借」や「事業主貸」を使って処理していきます。

たとえば、実際の現金が1,000円多い場合
このようになります。

借方 貸方
現金 1,000 事業主借 1,000

freeeでは、
収入を選択
口座は現金
発生日は12月31日
勘定科目は現金
金額は合わない金額

逆に、実際の現金が1,000円少ない場合

借方 貸方
事業主貸 1,000 現金 1,000

こんな感じです。

売掛金・買掛金・未払金の残高が合っているか

他にもチェックするポイントとしては、
売掛金や買掛金、未払金の残高が合っているかもチェックします。

売掛金は、まだ入金されていない売上のこと
買掛金は、まだ支払いが終わっていない仕入れのこと
未払金は、仕入れ以外の経費の支払いでまだ終わっていないもの

言葉が専門的でわかりにくいですが、
実際の支払いや入金が完了していないものになります。

これも、入力漏れが多いポイントになります。

実際の残高と合っていない場合は、
経理が正しくできていないことになります。

通帳などを見ながら、入力漏れがないかさがしていきましょう。

青色申告特別控除は正しく経理をしている人の特典

正しく経理ができていると
青色申告特別控除と言って
所得から特別に55万円、
さらにオンラインで確定申告をすると65万円を所得から引くことができます。
経費を使っていなくても、55万円または65万円を所得から引いていいよということになっています。

正しく経理ができていない場合は、
青色申告特別控除の55万円・65万円の特典は認めてもらえません。

ですから、会計ソフトに入力した内容が合っているかどうかは大切な作業になります。

入力した内容が合っていない場合は、その原因を探して、
どうしても合わないときは、
「事業主借」「事業主貸」で実際の残高に合わせましょう。

 

 

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